脊柱管狭窄症とは?原因、腰痛や足のしびれなどの症状チェック

脊柱管狭窄症とは?原因、腰痛や足のしびれなどの症状チェック

腰痛や足のしびれが続いていて、「脊柱管狭窄症かもしれない」と感じている方は少なくありません。特に、少し歩くと足が痛くなったり重くなったりして休まないと歩けない、前かがみになると楽になる、といった症状を経験している場合、脊柱管狭窄症が関係している可能性があります。

朝霞市・東武東上線「志木駅」の近くにある「志木新成メディカルクリニック」では、整形外科で腰痛や足のしびれ・痛みを訴える患者さんの診療を行っています。「何科に行けばよいか分からない」「手術しかないと思っていた」という方も、まずは外来でご相談ください。

この記事では、脊柱管狭窄症とは何か、原因、症状チェックの方法、診断・治療の考え方、日常生活での注意点まで、分かりやすく解説します。

志木新成メディカルクリニックは、朝霞市にあり、東武東上線「志木駅」から徒歩4分、駐車場も完備。
リウマチ・膠原病科内科整形外科などの診療科で、地域の健康パートナーとして温かい心で診療します。
朝霞市・新座市・志木市などの近隣からだけでなく、電車でも車でも通いやすいクリニックです。

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脊柱管狭窄症とはどのような病気か

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、背骨の中を通る神経の通り道「脊柱管(せきちゅうかん)」が狭くなり、中を走る神経が圧迫されることで、腰痛・足のしびれ・痛み・歩行障害などが生じる病気です。

背骨(脊椎)は、頸椎・胸椎・腰椎・仙椎が積み重なって構成されています。それぞれの椎骨の中央には空洞があり、その空洞がつながって「脊柱管」という管状の通路を形成しています。この脊柱管の中を、脊髄や神経根(馬尾神経)が通っています。

「神経の圧迫」が、腰痛・下肢のしびれ・間欠跛行(かんけつはこう)などの症状の原因

加齢や姿勢の変化などによって椎間板の変形、靭帯の肥厚(黄色靭帯の肥厚)、骨棘の形成などが重なることで脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されます。この「神経の圧迫」が、腰痛・下肢のしびれ・間欠跛行(かんけつはこう)などの症状の原因です。

多くは腰椎(腰の部分)で起こるため「腰部脊柱管狭窄症」と呼ばれます。頸椎(首の部分)で起こる場合は「頸椎脊柱管狭窄症」といい、手や足のしびれ・筋力低下などが症状として出ます。この記事では主に腰部脊柱管狭窄症について説明します。

脊柱管狭窄症の原因

脊柱管狭窄症は、一つの原因で起きるのではなく、複数の変化が積み重なって発症します。

加齢による構造変化

最も大きな要因は加齢です。椎間板(椎骨と椎骨の間のクッション)は年齢とともに水分が失われて薄くなり、椎骨どうしの間隔が狭まります。また、黄色靭帯や後縦靭帯が肥厚・骨化することで、後ろ側から神経を圧迫することがあります。さらに、椎骨の縁に骨棘が形成されることで、脊柱管がより狭くなります。

姿勢・生活習慣・体型の影響

長年の不良姿勢や腰への負担が大きい職業、体重増加による腰への荷重増加も、腰椎の変性を早める要因になります。また、「すべり症(脊椎すべり症)」といって、椎骨が前後にずれている状態が重なると、狭窄がより起こりやすくなります。

先天的な脊柱管の狭さ

生まれつき脊柱管が細い場合、加齢変化がそれほど強くなくても症状が出やすくなります。比較的若い年代(40〜50代)で発症するケースには、こうした素因が背景にあることもあります。

脊柱管狭窄症の症状チェック

以下の症状に当てはまるものが複数ある場合、脊柱管狭窄症の可能性があります。あくまでも目安であり、似たような症状が出る怪我や病気もあるため、診断には医療機関での検査が必要です。このチェックリストにあるような症状がある場合には、志木新成メディカルクリニックの整形外科へご相談ください。

脊柱管狭窄症 症状セルフチェックリスト

腰が痛む(特に立っていると悪化する)
お尻や太もも、ふくらはぎにしびれや痛みがある
少し歩くと足がだるくなったり、しびれて歩けなくなる(しばらく休むと回復する)
前かがみや座っていると、しびれや痛みが和らぐ
階段の上り下りより、平地を歩き続けるほうがつらい
足に力が入りにくい、つまずきやすい
排尿・排便に違和感がある(尿が出にくい、残尿感がある)
冷えや足の感覚鈍さを感じる

※ 排尿・排便の症状(膀胱直腸障害)がある場合は、重篤な神経圧迫の可能性があるため、早急に医療機関を受診してください。

間欠跛行(かんけつはこう)とは

脊柱管狭窄症の最も特徴的な症状が「間欠跛行(かんけつはこう)」です。歩き続けると足にしびれや痛みが出て歩けなくなり、しばらくしゃがんだり前かがみになって休むと症状が和らぎ、また歩けるようになる、という繰り返しが起こります。

前かがみになると脊柱管が広がり神経への圧迫が減るため症状が和らぐのが特徴です。「自転車なら長距離乗れるが、歩くとすぐつらくなる」という訴えはこの病気に典型的です。

腰痛だけでなく足の症状が重要なサイン

腰の痛みだけでなく、お尻・太もも・ふくらはぎ・足の裏にかけてのしびれや痛み(下肢症状)が脊柱管狭窄症では重要なサインです。片足だけに症状が出ることも、両足に出ることもあります。症状が出る範囲は、どの神経が圧迫されているかによって変わります。

腰椎椎間板ヘルニアとの違い

「脊柱管狭窄症」と「腰椎椎間板ヘルニア」は、どちらも腰部の神経が圧迫されて下肢に症状が出る病気ですが、発症の仕組みや症状の特徴が異なります。

 脊柱管狭窄症腰椎椎間板ヘルニア
好発年齢50歳代以上に多い20〜40歳代に多い
主な原因加齢による脊柱管の変性・狭窄椎間板の突出による神経圧迫
腰痛の特徴立位・歩行で悪化しやすい前屈みで悪化することが多い
前かがみの影響症状が和らぐ症状が悪化することが多い
間欠跛行特徴的にみられるあまりみられない
安静時の症状比較的少ない安静にしていても痛むことがある
症状の経過ゆっくり進行することが多い急激に発症することが多い

どちらの病気も、確定診断には画像検査(MRIなど)が必要です。自己判断せず、医師に相談することが大切です。

脊柱管狭窄症の検査と診断

脊柱管狭窄症の診断は、症状の聴取・身体診察・画像検査を組み合わせて行います。

問診・身体診察

どのような姿勢で症状が出やすいか、どれくらい歩けるか(歩行距離)、安静時に症状があるかなどを確認します。身体診察では、腰の動き、下肢の筋力・反射・感覚の変化、間欠跛行の有無などを評価します。

画像検査(レントゲン・MRI)

レントゲン(X線)検査では、椎骨の変形・骨棘・椎間板の狭小化・すべり症の有無を確認します。ただし、神経そのものや軟部組織はレントゲンでは映らないため、神経の圧迫を直接確認するためにはMRI検査が必要です。MRIでは脊柱管の狭さや、どの部位でどの神経が圧迫されているかを詳しく評価できます。志木新成メディカルクリニックでもレントゲン(X線)検査の設備がございますので、当日行うことができます。MRIに関しては、必要に応じてMRI設備のある近隣の提携医療機関へ連携いたします。

脊柱管狭窄症の治療の考え方

脊柱管狭窄症の治療は、症状の程度・日常生活への影響・患者さんの生活背景などを踏まえて段階的に考えます。多くの方は保存療法(手術以外の治療)で症状のコントロールが可能です。

保存療法

薬物療法(神経の血流改善薬・消炎鎮痛薬・神経障害性疼痛薬など)、装具療法(コルセット)、リハビリテーション(運動療法・姿勢指導)が主な方法です。症状が強い場合には、硬膜外ブロック注射など神経ブロック療法が選択されることもあります。

神経ブロック注射・痛み止め注射

整形外科外来では、腰や神経周囲への注射(神経根ブロック・硬膜外ブロックなど)によって、しびれや痛みを緩和する治療を行うことがあります。症状の一時的な改善だけでなく、日常生活のQOL維持を目的として用いられます。

手術療法

保存療法を十分に続けても症状の改善が乏しい場合、排尿・排便障害がある場合、歩行障害が進行して生活に支障をきたす場合などでは、手術(脊柱管の圧迫を除去する除圧術など)が検討されます。ただし、すべての患者さんに手術が必要なわけではありません。手術が必要かどうかは、専門医に相談のうえ慎重に判断します。

日常生活での注意点

脊柱管狭窄症では、腰を反らせる姿勢(後屈)で症状が悪化しやすく、前かがみになると楽になるケースが多いです。以下のような点を意識することで、症状の悪化を防ぐことができます。

  • 長時間の立位・歩行を避け、こまめに休憩をとる(しゃがんで前かがみになると楽になる)
  • 腰を反らせる動作(重いものを持ち上げる、掃除機がけなど)は注意して行う
  • コルセットを医師の指示に従って使用し、腰への負担を軽減する
  • 水中歩行・自転車などの前かがみ姿勢をとれる有酸素運動は継続しやすいことが多い
  • 体重の増加は腰への負担を増やすため、適正体重の維持を心がける
  • 転倒に注意する(足のしびれや筋力低下で転びやすくなっている場合がある)

「痛みがあるから全く動かない」という状態が続くと、筋力低下や体力低下につながることもあります。痛みと相談しながら、無理のない範囲で体を動かすことも大切です。

脊柱管狭窄症についてよくある質問

Q
脊柱管狭窄症は自然に治りますか?
A

脊柱管の構造的な狭さが自然に回復することは通常ありません。ただし、炎症が落ち着いたり、姿勢・動作の工夫・リハビリなどによって症状が改善する方は少なくありません。「症状が治まる=病態が消えた」わけではないため、再び腰への負担が増えると症状が戻ることがあります。定期的に経過を見てもらうことが大切です。

Q
安静にしていた方がいいですか?動かしても大丈夫ですか?
A

症状が強い急性期には無理に動かすことは避けた方が良いですが、慢性期には適度な活動を維持することが重要です。完全な安静は筋力低下を招き、かえって症状の悪化につながることがあります。水中歩行や自転車など、前かがみ姿勢になりやすい運動は継続しやすいことが多く、主治医と相談しながら無理のない範囲で体を動かしていくことが勧められます。

Q
何科を受診すればいいですか?
A

腰痛や足のしびれ・痛みが続いている場合は、まず整形外科を受診してください。整形外科では、問診・身体診察・レントゲン・MRI検査などを組み合わせて診断を進めます。「腰が痛いだけだから」と放置せず、下肢のしびれや歩行障害がある場合は早めに受診することをおすすめします。

Q
手術は必ず必要になりますか?
A

多くの患者さんは保存療法(薬物療法・注射・リハビリなど)で症状をコントロールしながら生活できます。手術が必要になるのは、保存療法で十分な改善が得られない場合、排尿・排便障害がある場合、歩行が著しく困難になった場合など、限られた状況です。脊柱管狭窄症と診断されたからといって、必ず手術になるわけではありません。

Q
若い人でも脊柱管狭窄症になりますか?
A

脊柱管狭窄症は50〜60歳代以降に多い病気ですが、生まれつき脊柱管が細い体質の方や、スポーツや重労働で腰に強い負担をかけてきた方では、比較的若い年代(30代や40代など)で発症することもあります。若い年齢でも腰痛・下肢しびれが続く場合には、年齢だけで判断せず受診することが大切です。

Q
脊柱管狭窄症と骨粗鬆症は関係しますか?

まとめ

脊柱管狭窄症は、加齢を中心とした複数の変化が積み重なって脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで腰痛・下肢のしびれ・間欠跛行などが起こる病気です。「歩くと足がだるくなる・しびれる」「前かがみになると楽になる」といった症状があれば、脊柱管狭窄症の可能性を考えた方がよいでしょう。
多くの場合、保存療法で症状のコントロールが可能であり、すべての人が手術になるわけではありません。正確な診断のためには画像検査が必要なため、症状が続く場合は早めに整形外科へご相談ください。

志木新成メディカルクリニックは、
朝霞市にあり、東武東上線「志木駅」から徒歩4分、駐車場も完備。
朝霞市・新座市・志木市などの近隣からだけでなく、電車でも車でも通いやすいクリニックです。

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